ワークショップ❷ 3つのF値
一眼カメラは、とにかく開放が楽しい!
目には見えない玉ボケや、トロッとした背景のボケ、前方のボケがたまりませんよね。
でも、しばらく開放で撮っていると、ちょっと困るシーンが出てきます。
たとえば、2人以上を撮るときに、1人にピントを合わせると、
他の人にピントが合わなくなってしまったり。
小物や料理を撮影するときに、輪郭がボケてしまったり。
そこで、少し絞りを絞る(F値を大きくする)ことが必要になってきます。
では、どのくらい大きい絞りにすればいいのかというと、
ざっくりとF5.6、F8を覚えておけばいいと思います。
F5.6は、スナップを撮影する時や、背景をボケボケではなく
少しわかるように輪郭を残したい時などに。
2人並んでいる時も、F5.6くらいに絞って少し離れて撮ると、どちらか一方がボケボケという事態を防げます。
F8は、手前から奥までしっかり見せたい時や、
小物撮影で輪郭をぼかさず描写したい時など。
海や山などを広く撮る風景写真でもよく使うF値です。
まずは、「開放」「F5.6」「F8」をシーンに応じて使い分けてみて、
絞りの感覚に慣れてきたら、その間のF値や、もっと大きなF値で撮ってみると良いと思います。