月の出を撮るには
昨日は月食でしたね!
たくさんの人が、同じ空を見上げていたのかなと思うと、なんだか幸せな気持ちになりますね。
月を撮ると、「月しか写らない」という声をよく聞きます。
月が上がってしまうと、地上の風景と高低差がありすぎて、一緒に撮ることが難しくなります。
広角レンズで撮れば入りますが、月が小さくなってしまいます。
月と地上の風景を絡めるには、
・月の出の時間帯が、日没前か日没直後くらいの時を狙う
ことです。
冬場なら、16時〜17時くらいの間に月が地上から顔を出すタイミングが撮影のチャンスです。
月は思っている以上に明るいので、手持ちでも撮れるくらいです。
一方、地上は完全に太陽が沈んでしまうと真っ暗になってしまいます。
月と地上の風景との明るさに差がありすぎると、地上に明るさを合わせれば月は白く飛んでしまい、
月に明るさを合わせると地上の風景は暗くて写らない、ということになります。
ですので、月の出の時間帯と方角を調べるのが成功の秘訣。
「月が綺麗だったから、撮ってみよ♡」だと、なかなか成功率は低いので、
準備してのぞみたいものですね。
写真は、
・シャッター速度 1/125秒
・絞り F5.6
・ISO 800
で撮影しています。
焦点距離にもよりますが、シャッター速度は1秒以上になると、
月が動いて軌跡になってしまうので、1秒以内に。
絞りは地上と月の両方にピントを合わせるなら、F5.6〜8くらいにはしたいところです。
周囲が暗くなってきたら、絞りを開けて、シャッター速度を少し遅くして調整します。
画面は空部分が多くなるので、あまりザラザラにしたくなく、感度はISO800くらいまでにとどめたいですね。